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【レポート】日本ブランド経営学会サロン#51「地域に根ざしたブランディング」

2023年6月15日、オンラインにて日本ブランド経営学会サロン、記念すべき第51回が開催されました。

日本ブランド経営学会は、ブランディングの視点から日本の企業経営を変えていくという志をもった学びの集まりです。なかでも活動を特徴づけるサロン活動には、「ブランディング」という共通の関心事をテーマに社会人が集まり、創発的な取り組みのきっかけの場にもなっています。

本日のライトニングトーク、最初の登壇は、宮田葵氏。愛知東邦大学の4年生です。「名古屋グランパス×SDGs」をテーマにしたビジネスコンテストで優勝。英語サークルを立ち上げるなど、積極的、かつ果敢に学生生活を過ごしています。大学3年生でマレーシアへ留学。就職活動では働きたいと思える魅力的な企業がなく、今は無理に決めずに今後はワーキングホリデーを予定しているとのことです。

次の登壇は岩林誠氏。株式会社東京アドエージェンシーのプランニングディレクターです。以前行っていた四街道市のシティプロモーションについてがテーマです。四街道市は人口が約96,000人。駅貼りポスター、プロモーション動画、市のHPの改修、広報誌のリデザイン、インフォグラフィック型の市政要覧、官民学複合プロモーションなどさまざまな施策を行いました。結果、助成認知率で63%→67%へ向上、人口推移も右肩上がりで向上しました。地元を好きになる、周辺の行政区域を超えて、連携していくことの重要性を訴えます。

さて、今回のメイン登壇は、TABLE PLANNING代表、眞藤隆次氏。I&S BBDOや電通九州でプランナーとして活躍したあと、独立します。熊本県の進学校、済々黌高校の出身ということから、母校の同窓会のつながりから、あるプロジェクトを行うことになります。

眞藤氏は同窓会の先輩たちから、オリエンを受けます。さまざまな先輩に、さまざまななことを言われる中、眞藤氏はあることを思います。

地方、母校では、明確な上下関係がまだまだある中で、何かのプロジェクトを行うためには、「仕切り」、「明確なプラン」、「力量のある制作チーム」が必要であると定義します。

また、プランナーの経験を活かして、眞藤氏は分析を行います。そして「140年周年広報チームからのプレゼント」と今回のプロジェクトを位置づけて出発します。

そして、プランナー時代から使用するブランド分析の手法を母校、済々黌に当てはめ、分析しました。そして済々黌出身者にこだわらず、つくったコンセプトを具現化できる制作者を眞藤氏は集めます。外部出身者が済々黌の記念サイトをつくる構図をあえてつくります。

そして出来上がったのが140周年記念サイト「黌辞苑」です。しかし眞藤氏は単なるサイトづくりにとどまることなく、済々黌のリブランディングとして捉え、この先、済々黌をどうしていくべきなのかの大きな方向性を決定し、その上でこの140周年記念サイトの位置づけを行いました。

他、小学校での広告づくりの授業の事例を通して「コンセプトワークの重要性」について話してくださいました。大人でも難しいコンセプトワークの概念を、小学生向けに伝え、小学生たちが、地域のお店のポスター作りを行います。地域の人、それを見た人達のつながりが生まれたことを発表くださいました。

このあとは、ブレイクアウトルームにわかれ、ディスカッションの時間に。この日も熱い議論が交わされました。

次回のサロンは7/20(木)19:30〜となります。

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