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【レポート】日本ブランド経営学会Salon #26『企業ブランドを底上げするプロダクトブランドとは?』-ブランドがどのように企業経営に影響を及ぼすかの実践知-

2021年1月21日、オンラインにて今年初の日本ブランド経営学会サロン第26回が開催されました。

日本ブランド経営学会は、ブランディングの視点から日本の企業経営を変えていくという志をもった学びの集まりです。なかでも活動を特徴づけるサロン活動には、「ブランディング」という共通の関心事をテーマに社会人が集まり、創発的な取り組みのきっかけの場にもなっています。

今回のゲストは、株式会社HELICAL CHORD COO&CMOの石津大介氏。

石津大介氏は大学卒業後、アディダスジャパン株式会社にて、さまざまなマーケティング業務を担当。2014年サッカーW杯の日本代表ユニフォーム及び関連商材の責任者及び横断的なプロジェクトリーダーとして史上最高の売上を達成した経歴があります。さらに、2017年「株式会社 I- NE」では、戦略的なマーケティングにより、大手企業が市場の大部分を占めていたシャンプー業界で「ボタニスト」を業界2位に浮上させました。2020年からは「株式会社HELICAL CHORD」のCOO &CMOに就任。

石津大介氏は過去の実績と方法、商品開発に至るまでの流れを細かくお話してくださいました。大まかに分けると4つのパートに分かれます。

1.アディダスジャパン株式会社での経験
2.「株式会社 I- NE」での経験
3.コスメブランド「CAROME.」での経験
4.コカ・コーラとの合同会社「Endian」での経験

アディダスジャパン株式会社の頃は、サッカーに興味がなかったそうです。しかし、結果的にはブランドとして業界1位を死守したこと、日本代表関連商材売上歴代1位という実績を残しました。この経験や戦略は、他では聞けないレアな内容になったのではないでしょうか。

続けて、「株式会社 I- NE」での「ボタニスト」に関する経験。当時レッドオーシャンと呼ばれていたシャンプー業界のなかで、どのようにして「ボタニスト」を業界2位までもっていったのか、こちらも商品開発からテーマ、戦略までお話してくださいました。

ダレノガレ明美さんの「CAROME.」ブランドのお話では、ダレノガレ明美さん本人から連絡が来たことや、何度も打ち合わせをして作り上げたとことなど。他では聞けない、貴重な経験を聞かせて頂きました。

そして現在、「株式会社HELICAL CHORD」のCOO &CMOに就任します。そんな石津大介氏の大事にしている部分は7つ。

・ビジョン・ミッション。ブランドのゴールは大事……圧倒的な情熱が大事
・顧客が喜ぶが、当たり前だが大前提……顧客が喜ばないと意味がない
・プロダクトにはきちんと命を賭ける……「もうここでいいや」では売れない
・購買データは読み解く……競合が何をしたのか過去にどう売れたのか必ず読み解く
・必ず売り上げ、利益をもたらす……経営だから売上・利益をもたらさなければ意味がない
・モノの提<コトの提案……モノをいかにコトに変えていくのかが重要
・社内外をしっかり巻き込み、当事者になってもらう……共感して当事者になってもらい成功体験を一緒に味わえるかがブランド美術で動かす全て

一貫して「情熱」を感じる内容でした。

その後、参加者それぞれに分かれディスカッション、質疑応答。質疑応答の時間もじつに充実した内容となりました。これほどの充実した実践内容は、他では聞けないのではないでしょうか。次回は2/18(木)19:30~。次回は「三重電子株式会社」代表取締役社長の林 雅哉氏に、ゲスト参加して頂きます。

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