経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説|ブランド シンキング

新規会員登録

BRAND THINKINGはFacebookアカウントで会員登録いただけます。今後、会員向けメールマガジンを配信予定です。

経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説

2026.06.03

レゾナンス・ピラミッドとは?共鳴からブランドが強くなる構造を解説

共鳴は最上位概念である

共鳴は最上位概念である

企業のブランディングを考えるとき、多くの会社は「どう認知を広げるか」「どう集客するか」を重視します。しかし、認知が増えても、顧客や社員、求職者との関係が深まらなければ、ブランドは強くなりません。

そこで重要になるのが「共鳴」という考え方です。単に知っている状態ではなく、「この会社の考え方が好き」「応援したい」「一緒に働きたい」と感じる状態をどう作るか。この構造を整理したものが、レゾナンス・ピラミッドです。この記事では、レゾナンス・ピラミッドの考え方と、なぜ共鳴がブランドを強くするのかを解説します。

合わせて、以下の記事もご確認ください。

>推し活の構造を企業経営に応用する「共鳴経済」

 

レゾナンス・ピラミッドとは

レゾナンス・ピラミッドとは、ブランドと人との関係性が、段階的に深まっていく構造を表した考え方です。 レゾナンス(Resonance)は「共鳴」という意味です。つまり、単に商品を知っている状態ではなく、企業やブランドの価値観に共感し、心理的なつながりが生まれている状態を指します。

ブランドは、認知されただけでは強くなりません。

知る → 理解する → 共感する → 信頼する → 応援する

というように、関係性が深くなることで、初めてブランドとしての力を持ち始めます。 レゾナンス・ピラミッドは、この「ブランドとの関係の深まり」を整理したものです。

 

一番下は「認知」である

レゾナンス・ピラミッドの土台になるのは認知です。そもそも知られていなければ、選ばれることはありません。そのため、SNS、広告、YouTube、メディア出演などで露出を増やすことには意味があります。ただし、認知は入口にすぎません。

最近は、経営者がYouTube番組に出演したり、SNSで積極的に発信したりするケースも増えています。もちろん、それによって知名度が上がることはあります。しかし、見られることと、共鳴されることは別です。どれだけ露出が増えても、「結局どんな会社なのか分からない」「なんとなく目立ちたいだけに見える」と感じられてしまえば、ブランドとしては積み上がりません。認知は必要ですが、それだけでブランドは完成しないのです。

 

理解と納得がないと共鳴は生まれない

認知されたあとに必要なのは、「何を大切にしている会社なのか」を理解してもらうことです。どんな価値を提供したいのか。なぜその事業をしているのか。どんな考え方で顧客や社員と向き合っているのか。こうした部分が伝わることで、相手の中に納得感が生まれます。

逆に、発信内容が毎回バラバラだったり、見た目だけ整っていて中身が見えなかったりすると、理解にはつながりません。ブランドは「なんとなく良さそう」で終わると弱いままです。「だからこの会社なんだ」と理由まで理解されることで、関係性が深まっていきます。

 

共鳴は「好き」より深い関係性

レゾナンス・ピラミッドで重要なのが、「共鳴」の段階です。共鳴とは、単に好印象を持つことではありません。会社の価値観や考え方に、自分自身の価値観が重なる状態です。

たとえば、「この会社の考え方に共感できる」「ここで働く意味を感じる」「この人たちを応援したい」と感じる状態です。ここまで関係性が深まると、価格や条件だけでは比較されにくくなります。顧客は「この会社だから頼みたい」と感じ、求職者は「ここで働きたい」と思い、社員は「この会社を良くしたい」と考えるようになります。

つまり、共鳴が起きると、ブランドは単なる知名度ではなく、心理的なつながりを持つ存在になります。

 

共鳴は顧客だけでなく社員や求職者にも起きる

レゾナンス・ピラミッドは、顧客向けだけの考え方ではありません。社員、求職者、フリーランス、取引先など、企業に関わるすべての人に共鳴は起こります。たとえば採用でも、条件だけで会社を選ぶ状態では、より条件の良い会社があれば離れやすくなります。

しかし、会社の価値観に共鳴して入社していると、簡単には比較されません。これは社員にも同じことが言えます。理念や考え方に納得し、自分の仕事と結びついていると、仕事は単なる労働ではなくなります。つまり、共鳴はブランドを強くするだけでなく、組織そのものも強くします。

まずはこの記事から

新着記事

タイアップ記事

最新連載記事

人物から記事を探す

セミナー・イベント情報

ランキング